■相続関係説明図を作成

 さて,揃えた戸籍をどうするのかといいますと,故人の記載欄を中心に内容を確認し,最終的に相続人を確定させます。そして,この戸籍が,誰が相続人で,その他には相続人が存在しないということを証明するための資料となります。
  
 また,この戸籍の内容から,相続関係を説明する図面を作成します。いわば家系図のようなものを作成するわけです。私共が実際に作業する時は,取得した戸籍の内容を確認してから次の戸籍を請求するので,戸籍の請求と相続関係説明図の作成は同時に進行し,相続手続きに必要な戸籍が揃った段階で相続関係説明図も完成します。

 この出来上がった相続関係説明図は,不動産の名義変更に利用します。この図面を添付しておくと,後日,法務局から証明資料として提出していた戸籍等を返却してもらえます。他の相続財産の名義変更や払戻手続きにも利用できるので,ほとんどの方が戸籍等を返却してもらっています。ただし,実際上は各手続きにそれなりの日数がかかることから,不動産の名義変更用とは別に口座のある金融機関毎に戸籍等を揃えた方が,かなりスピーディーに手続きを終わらせることができるので,その点も見据えて請求の時点で戸籍の通数を調整しておくことをお勧めいたします。なお,法務局に提出する相続関係説明図とは様式が異なりますが,郵便貯金の名義変更や払戻しにも相続関係を説明する図面は必要です。
    
 それでは,相続人が確定しましたら,次に,誰が何を相続するのか,いわゆる遺産分割を行うことになります。